法人向けなのか、個人向けなのか、どちら向けのサービスかによって、ホームページの展開に違いはありますか?
サイト作成前に、売りたいサービスは法人向けか個人向けか、明確にしてからサイトを作りましょう。
それぞれで傾向が違うので、傾向の違いも理解してページの見せ方を変えると良いですよ。
『BtoB/BtoC Webサイト展開』3つのポイント
- 法人向けはアクセス・問い合わせが少なくても、高単価・継続取引の成約を狙う
- 一般消費者向けはアクセス・購買率を高めて、注文数を増やす
- 可能であれば法人向け・一般消費者向け、どちらもバランスよく展開する
『BtoB・BtoCの展開』気をつける点
法人向け・一般消費者向け、どちらに比重を置いたサイトにするかによって、サイトのデザインや見せ方、アピールポイントは変わります。
売ろうとしているサービスを選んで、それぞれの戦略を練ってからサイトのデザインと集客を検討しましょう。
B to Bの特徴と展開
BtoBとは、「Business to Business」の略で、法人向 けビジネスのことを指します。しかし顧客が法人であって も、閲覧するのはあくまで人です。ただし一般消費者の行動 と異なり、組織として購入を決定するため意思決定に時間が かかる場合があります。
法人向け取引の一番のメリットは、高単価な取引が多いこ とと、一度取引すると継続的な取引が望めることです。ただ 担当者同士のつながりだけで取引が続くこともありますが、 基本的には商売上のメリットがなければ契約解除になる決 断は早いです。
会社同士の取引をしても問題がないかどうか 信用情報をしっかりと提示し、まずは問い合わせを受けるこ とに徹しましょう。
B to Cの特徴と展開
BtoCとは、「Business to Customer」の略で、個人を相手にする一般消 費者向けビジネスのことを指します。個人の顧客といっても、ライフスタイル、 年齢、性別などさまざまなので、購入顧客を想定した取り組みが必要です。
一般消費者向け取引のメリットは、自社の信頼度が低くても取引してもらい やすいことです。スタートしたての事業では、B to C のほうが商売しやすいとい えます。
また衝動買いを誘発しやすく心が移りやすいですが、低価格の商品やサ ービスであれば、契約解除に至るまでの過程が比較的長いという面があります。
B to B・B to Cのどちらもバランスよく取引につなげる
法人向け・一般消費者向け、それぞれの主な傾向を理解したうえで、あなたの 商品・サービスにあわせてどちらも展開できないか検討し、売上に応じてバランスよく取引につなげてください。
『税理士事務所のサービスサイト展開』具体例
税理士事務所のサイトを新しく作る場合、サービス紹介が法人向けか個人向けか、具体例を挙げます。
顧問契約は法人向け、相続税対策や確定申告は個人向けとして展開
サービスの中心である個人事業や法人との記帳代行・決算手続きの顧問契約は、法人向けサービスとしてサイトに記載する。
個人向けサービスは何かないかと考えたとき、最近、相談事例が増えている相続税の対策や資産家の方に向けた確定申告の手続代行サービスもアピールすることにした。
顧問契約と単発仕事の個人向けサービスを併用することで、さらなる集客・売上アップと安定を図る。
『BtoB/BtoC Webサイト展開』まとめ
健全なサイト運営のためには、法人向け・個人向け、どちらのサービスも用意して展開するのが望ましいです。
現在のサービス以外にも、サイトで紹介できないか、法人向けか個人向けか切り替えて検討しましょう。
どちらの場合でもサービスに興味のある濃い見込み客を集めて、それぞれの立場に刺さるキャッチコピーやメリットを提示して、反響に繋げることが大切です。